イギリスのお葬式やマナー文化の違いについて
イギリスのお葬式は日本とぜんっぜんちがって華やかなことが多い。日本だと、暗いイメージがあったり、喪服を着てとか結構お硬いイメージがあるけれどイギリスの場合全く違ってとってもラフな格好でお葬式に参列するのでイギリスはどんな感じかまとめてみた。
場所は教会で!
イギリスの宗教はプロテスタントが多く、お葬式も結婚式ももちろん教会でやります。
実際にお葬式はどちらかと悲しいというイメージがあるわけではなく、ほんとに日常を・・・みたいな故人を送る葬式になってます。
服装はどんな格好をするのか?
イギリスではお葬式ではカジュアルな格好をする人が多い。特に絶対に黒の服というわけでもなく、ドレスコードもないです。
ただ、実際は黒い服を着ていく人が多い中で、例外として家族から黒い服を着て来ないで!って言われる可能性もあったりします!!!
しかしながら、基本的に男性は黒いスーツに黒いネクタイが多く、雰囲気は日本に似てるのかなという感じです。
女性の場合は黒い服装を着ることが多いけれどもコートの色が白や紫、場合によっては赤とか
結構人それぞれで華やかなエレガントな服なことが多いです。
細かいこと気にしなくても全然大丈夫だったり
アッパーミドルクラスは注意!
ミドルクラス級だと、じゃあブルーカラー層と同じでラフな格好でいいかというとそうでもないです。
プライベートに家族だけで葬儀をする人たちもいますし、厳しく厳格に葬式をやる人もいます。
日本で言うと結婚式を思い浮かべるとわかるのが、一般的に教会で挙げたりとか、昔と違った結婚式をする人がいる一方で、昔独特の結婚式をする人もいると思います。
特にお金持ちの層とか、古くから厳しいしきたりを重んじてる人たちはそのようにしてると思います。
これはイギリスも同じ!なので相手がどんな層なのかを考えて、お葬式には参列してください。
社交会のような葬式
男女も葬式にはエレガントな服装を着ている人が多いです。
ある意味パーティーではないけどパーティーのようなものなので、友人の友人に出会ってそれが縁で結婚したりとか、話があって気が合う人とその後遊びに行ったりとか、出会いを求めているわけではないですが、そういった葬式がきっかけで友達になったり恋人になったり、そういった縁が転がってたりします。
それ以外でも、お葬式に修羅場になることも多いです。
というのも、離婚した後に他の人と結婚していてその人を連れてきたりなど、日本では考えられないことって結構有ります。
パーティーでもなんでもツレが一緒に来ることって多いので、そこで新たなトラブルとかたまに起きたりもします笑
教会で式が終わったら
イギリスでの葬式のしかたは、宗派によってほんとに違う。
特に最近だといろんな宗教があり・・・
でもおおまかにプロテスタントであると教会で式が終わった後は、参列者とともに火葬場へ行き司祭がお祈りを上げます。
その後、近くのパプを予約してたりして軽食をたべて思い出とかを話してーみたいな感じ
ここは日本とにてるのかな?ただ、もちろん食べ放題とかそういうわけでもないし飲み放題とかそういうわけでもない。用意されている物以外は自分で払うことが一般的
あと骨を拾ったりとかすることはないです。
火葬なの?土葬なの?
海外って考えると土葬をイメージする人が沢山いるものの、実際は土葬ではなくて火葬が多いです。
70%以上が火葬なので、日本よりは火葬率は低いものの、やっぱり火葬が高い国
これは宗教に起因しているものとは違って土葬によって疾病が流行することに起因します。
特に中世などでペスト等と闘ってきた歴史のある国は火葬が定着しています。
イギリスもその1つ!
更に、火葬場は約260あるうちの200件件が公営事業です。国が推進しているってところもあるのかな?
あとは予算の問題、土葬する場合は墓地を用意する必要がある。墓石やそういったものを買っていると高くつく!だったら別に土葬でよくね?って話が多い
お線香などは渡すのか?
イギリスでの葬式には特に何かお金を渡したりとかそういったことがありません。
ヨーロッパ全体的に結構にていて、これは結婚式も同じ!!結婚式でさえも30ユーロとかしか渡さない結婚式が多いです。
なのでお悔やみカードてきなものを渡したり、花束を渡したりそういったことが主流。
その他に何かしたいのであればそのお金はチャリティーに回すというのが一般的
葬儀費用はどれくらいなのか?
結構葬儀費用が10万円台で終わるとか書いてあるサイトもありますが、実際にはそんなに安いわけではないです。
もちろん葬儀単体だと20万しないぐらいなのかなー?って言われているのですが、総合してすべてを合計するとだいたい60万から70万
土葬にした場合は100万とかかかるのがイギリスのお葬式
ただ、それでも日本の葬式と違って安い安い!!
安いけど葬式貧乏に
これは故人がお金を残していかないことが原因なのだろうか?
ヨーロッパの人はアッパーミドルクラス以外はどちらかと言うと、自転車操業の人が多いので
葬式の費用が払えなくて・・・とか借金が・・・とかそういったことが多いんだとか。
特に、近年葬式費用が高騰していることが原因です。
お葬式の、商業化が問題が大きな原因、
プリペイド葬儀や生命保険
故人が家族に迷惑をかけないように事前にプリペイドとしてお金を払っておいて死んでしまったらそれで葬式をしてくださいとかいうものもあるようです。
これのいいところは、葬式の費用を先に払っているので、あとで追加金を支払わなくていいというところ
それ以外にも生命保険に入っておき、死んだ時に生命保険を受け取る人に頼むなどそういった残された人を考えるものが最近でははやっているとかなんとか
喪中はあるのか?クリスマスカードとか・・・
日本と違ってそういった週間はありません。
クリスマスカードとかはやっぱりちゃんと送る!
葬式をしたから1年間は悲しんで・・・というのは全く無く現実はお葬式があったりしても、そういった行事は祝う
あくまで故人は故人、イベントはイベント
とにかく合理的なプロテスタントイギリス人
彼らは日常もそうなのですが、宗教はあってないようなものなのかなーって自分は思います。
そういった意味でとっても日本人と感覚は似ています。
考え方もドライで、合理的なことを必ずします。
衛生面でよくないから土葬を火葬に変えたり、とにかく合理的に考えて自分たちにいいと思ったらそれを実行するのがプロテスタントです。