イギリス・ロンドンのお酒事情・路上で集まって宴会?!
特に、ロンドンに住んでいるひとは路上でお酒を飲んでいる6人ぐらいの集団などを見ることが多いのではないだろうか?
近くにバーもないパブもない、コンビニなどで買ってきただろうお酒とジュースが大量に地面においてあり、果たしてみんなで集まってる彼らを気にしたことがあるだろうか?
路上で集まってるけど彼らはどんなひと?
耳を傾けると、わかると思うが結構多いのがスパニッシュ系やイタリアン系が多い。
不思議なことに彼らは、スーパーなどでお酒を買ってきて、
パブなどに行かずに飲むことが多いらしい。ロンドンに来ているひとがそういうわけなのではなくて、彼らのお国柄そういうことをするのが結構普通だとか。
確かに、言われてみればそうかもしれない。あとはパブの営業時間も関係してたりはする。
ロンドンのパブの営業時間は2時まで
昔は午後11時までがロンドンのパブの営業時間であった。
11時までが普通というわけではなく、法律で11時までと定められていたため開けることが許されていなかったのである。
ちなみに、現在では午前2時までパブを開けることができるが、ライセンスが必要。
そのライセンスも安いものではなく、お金を払わなければならないので12時ぐらいにしまっちゃうところが多かったりする。
ちなみに公共の場所では飲酒禁止
ロンドンはほかの国と比べて結構緩いほうだろう。
特にアメリカやカナダと比べてね!
ただ、もちろん公共の場所、つまり図書館とか電車内とかそういったところでは一応お酒は禁止になっている。
でもたまにいるよね飲んでる酔っぱらい・・・
お酒の販売のライセンスについて
イギリスには、on the premisesとoff the premisesという2つのライセンスがあります。
前者のon the premisesはonなので店内での飲酒をすることを前提としたライセンスでパブやレストランなどのことを指します。
後者のoff the premisesはoffなので、持ち帰りを前提にお酒を販売することを前提としたライセンスでリカーショップやスーパーマーケットなどでの販売のことです。
と2つのオンラインセンスとオフライセンスがあります。
ちなみにオフライセンスのお店は夜11時には閉店するか、お酒類のみを販売停止にすることが多いです。(お金払ってライセンス買えば24時間もあるけど)
背景にはアルコール依存症や18世紀のジン祭り
こういった背景には、17世紀後半から18世紀後半に蒸留酒「ジン」の一大ブームが社会問題にも発展してしまったことが原因です。
今でもほらたまにあるけどさ、バカ親っていつでもいるじゃん?
赤ちゃんに人を飲ませたりして死なせる事件が起きたり、怠惰な生活をおくるひとが増えたり、そういった風紀が乱れ結果として英国政府は取り締まるために製造者や販売者に税をかけるようになったそうです。
英国では、だんだんゆるくはなってきていますが、30年ほど前までは日曜日は午後3時から午後7時までの間はお酒販売ができなかったなどの歴史もあります。
ジンといえば最近またはやってるよね?!
17世紀後半から18世紀にかけて、一大ブームを気づいたジンはフランスのブランデーに代わる愛国的ドリンクとして一躍をかっていましたが、上にも書いたような理由などで、政府に取り締まられて1726年までにあった1500ほどのロンドンの蒸留酒製造所が急激に減ってしまいました。
最近また人気になっているジンはお酒業界はジンにつきまとう「マザーズ・ルーイン(mother’s ruin、母親を堕落させる酒の意)」のイメージを振り払うおうと抑制の効いたものを制作してまた人気をよんでます!
ロンドン・ジン (London Gin)
17世紀にオランダのライデン大学で作った薬用酒が始まりで、ライ麦の蒸留酒に「ネズ」の実を漬けて風味をつけたもの。
特に17世紀後半に伝わったロンドンで爆発的人気が起きて、イギリスではオランダと並ぶ生産地になった背景があります。
イギリス独自の製法を開発し、イギリス産は「ドライ・ジン」とも呼ばれます。
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